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Original scientific paper

https://doi.org/10.32728/tab.18.2021.8

クロアチア語を母語とする日本語学習者による發音/N/の発話について

Dragana Špica


Full text: croatian pdf 863 Kb

page 109-132

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Abstract

本語の特殊拍である撥音/N/の発話は、クロアチア語を母語とする日本語学習者にとって、類似する音素が母語に存在しないため、困難な場合がある。本論文の主旨は、プーラ大学の日本語学習者が、合計8の環境に出現する/N/の異音をいかに発話するかを考察し、間違いのタイプを特定することである。また、間違いが確認された場合、/N/の弁別機能が保たれてい るかどうかという観点から間違いの考察を行った。プーラ大学の学生、初級者14人、中級者9人を対象に調査を行った結果、学習レベルに関係なく、母音前の/N/が間違って[n]として発話される傾向が高いことがわかった。先行 研究にしたがって、これを「音素の置き換え」と見なす。その他の環境に現れ る/N/の場合は、標準語とはやや異なる発話が確認されたが、/N/の弁別機能は保たれたと言える。

Keywords

Hrčak ID:

265774

URI

https://hrcak.srce.hr/265774

Publication date:

24.11.2021.

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