Izvorni znanstveni članak
https://doi.org/10.32728/tab.18.2021.2
学術場面での口頭発表における課題問いかけ表現「でしょうか疑問文」の使用実態:コーパス調査と授業実践に基づいて
Keiko Hori
Sažetak
学術場面での口頭発表では,課題を「でしょうか疑問文」の形で聞き手に問いかけることが効果的であるが,これまでの指導書等では明示的に示されてこなかった。
本稿では,日本語教育において「でしょうか疑問文」がどのように指導され てきたかを概観した後,『日本語話し言葉コーパス』Corpus of Spontaneous Japaneseから「でしょうか疑問文」の使用実態を明らかにした。さらに,上級 学習者クラスにおいて,調べたことを発表する授業に「質問づくり」を取り入 れ,作成した質問を書き直して「でしょうか疑問文」を作り,問いかけにでき ることを指導に取り入れた。その結果,授業内の口頭発表において「でしょうか疑問文」を使って問いかける学習者が見られた。
したがって,「でしょうか疑問文」による「問いかけ」の明示的な指導が口頭発表技術の向上に貢献する可能性が示唆された。
Ključne riječi
でしょうか疑問文; 問いかけ『; 日本語話し言葉コーパス』(CSJ); 学会講演; コミュニケーション; 質問づくり
Hrčak ID:
265775
URI
Datum izdavanja:
24.11.2021.
Posjeta: 2.136 *